「小村新田のハンギリ出し」が開催されました!
毎年8月16日にお盆の精進落しとして開催される伝統行事「小村新田のハンギリ出し」が
今年も国分広瀬の干拓潮遊池(潮だまり)で開催されました。
「小村新田のハンギリ出し」は、昨年より霧島市の無形民俗文化財にも指定された
江戸時代から伝承される伝統行事です。
江戸時代末期に小村新田を干拓した際、造られた潮だまりの管理のため水守りを置き、
給料代わりに漁業権が与えられました。その水守りが日を決めて許可書を発行し、
エッナ(ボラの子ども)を獲らせたことが起源とされています。
「はんぎり」は底の浅い馬の飼葉桶のことで、
広瀬魚獲り組合の方や地元の消防団の方がはんぎりに板と孟宗竹を組み合わせて作られた
いかだにのり、投網でエッナ(ボラの子ども)などの魚を獲る漁を行いました。
獲れた魚はせごしにして酢味噌で食べるのが伝統で当日は見物客にもお刺身が振舞われました。