えびの高原(硫黄山)の火山活動に関する情報
福岡管区気象台・鹿児島地方気象台より下記の発表がありましたのでお知らせいたします。
えびの高原(硫黄山)の噴火警戒レベル引き下げを発表。
(令和5年12月6日午前11時)
本日(12月6日)11 時 00 分に霧島山(えびの高原(硫黄山)周辺)の
噴火警戒レベルを1(活火山であることに留意)に引き下げました。
霧島山(えびの高原(硫黄山)周辺)では、山体浅部の膨張を示す変化がみ
られる中で火山性微動が発生したため、令和5年7月7日に噴火警戒レベルを
2へ引き上げました。
その後、火山性微動は発生しておらず、火山性地震は少ない状況で推移して
いるほか、山体浅部の膨張を示す変化も 10 月頃から鈍化し、11 月頃から停滞
するなど、火山活動の活発化を示す変化はみられていません。これらのことか
ら、硫黄山火口周辺に影響を及ぼす噴火の可能性は低くなったと考えられま
す。このため、本日(12月6日)11 時 00 分に噴火予報を発表し、噴火警戒レベル
を2から1に引き下げました。
現在活発な噴気活動がみられている硫黄山火口内、及び硫黄山の西側 500m
の噴気地帯から概ね 100m の範囲では、熱水・熱泥等が飛散する可能性があり
ますので注意してください。また、火山ガスにも注意が必要です。地元自治体
等が行う立ち入り規制に従うとともに、火口周辺や噴気孔の近くにはとどまら
ないでください。
※詳細については、気象庁ホームページをご確認ください。