霧島山(新燃岳)の噴火警戒レベル引き下げについて(お知らせ)
霧島山(新燃岳)の噴火警戒レベル引き下げについて(お知らせ)
令和4年8月19日11時00分 福岡管区気象台・鹿児島地方気象台より下記の発表がありましたのでお知らせいたします。
**(見出し)**
<霧島山(新燃岳)に噴火予報(噴火警戒レベル1、活火山であることに留意):警報解除を発表>
新燃岳火口周辺に影響を及ぼす噴火の可能性は低くなりました。
<噴火警戒レベルを2(火口周辺規制)から1(活火山であることに留意)に引下げ>
**(本 文)**
1.火山活動の状況及び予報警報事項
新燃岳では火山活動が低下しています。
GNSS連続観測では、霧島山を挟む基線において、霧島山の深い場所でのマグマの蓄積を示すと考えられる伸びが認められましたが、7月頃から停滞しています。
新燃岳火口直下を震源とする火山性地震は、増減を繰り返しながらも減少傾向がみられており、その他の観測データにも火山活動の活発化を示す変化はみられていません。
これらのことから、新燃岳火口周辺に影響を及ぼす噴火の可能性は低くなったと考えられます。
2.対象市町村等
以下の市町村では、特段の警戒が必要なくなりました。
宮崎県 :小林市
鹿児島県:霧島市鹿児島県
3.防災上の警戒事項等
活火山であることから、新燃岳火口内、火口縁及び西側斜面の割れ目付近では、火山灰の噴出や火山ガス等に注意してください。
地元自治体等の指示に従って危険な地域には立ち入らないでください。
**(参考:噴火警戒レベルの説明)**
【レベル5(避難)】:危険な居住地域からの避難等が必要。
【レベル4(避難準備)】:警戒が必要な居住地域での避難の準備、要配慮者の避難等が必要。
【レベル3(入山規制)】:登山禁止や入山規制等危険な地域への立入規制等。状況に応じて要配慮者の避難準備等。
【レベル2(火口周辺規制)】:火口周辺への立入規制等。
【レベル1(活火山であることに留意)】:状況に応じて火口内への立入規制等。
(注:避難や規制の対象地域は、地域の状況や火山活動状況により異なる)
〇各登山道の問い合わせ先
・韓国岳~獅子戸岳、新湯登山道~獅子戸岳
環境省えびの管理官事務所(☎0984-33-1108)
・大幡池~大幡山~獅子戸岳
小林市商工観光課(☎0984-23-1174)
・中岳~新燃岳、湯之野登山道~新燃岳
鹿児島県観光課(☎099-286-3005)
〇新燃岳火口と硫黄山火口から主要な地点までの直線距離について
Googleマップにて距離を測定
新燃岳からの直線距離 硫黄山からの直線距離
新湯分岐地点 約3.4km 約5.3km
霧島温泉市場(丸尾) 約5.9km 約6.5km
霧島神宮 約5.8km 約10.0km
霧島市観光案内所 約6.5km 約10.5km
鹿児島空港 約19.9km 約20.5km
霧島市役所 約22.1km 約24.4km
※新燃岳上空の風向きは毎朝、気象庁のHPで確認・共有化し、観光客への案内にご活用ください。
※随時情報が更新されますので、最新情報は下記ホームページをご覧ください。
気象庁噴火警報・予報 :http://www.jma.go.jp/jp/volcano/
鹿児島県 :http://www.pref.kagoshima.jp/kenmin/index.html