2021,3,1 霧島山(新燃岳)の噴火警戒レベル引き下げについて for English
霧島山(新燃岳)の噴火警戒レベル引き下げについて
(お知らせ)
令和3年3月1日11時00分 福岡管区気象台・鹿児島地方気象台より下記の発表がありましたのでお知らせいたします。
報道発表日
令和3年3月1日
概要
本日(1日)11 時 00 分に霧島山(新燃岳)の噴火警戒レベルを1(活火山であることに留意)に引き下げました。新燃岳火口周辺に影響を及ぼす噴火の可能性は低くなりましたが、新燃岳火口内、火口縁及び西側斜面の割れ目付近では、火山灰の噴出や火山ガス等に注意してください。
本文
霧島山(新燃岳)では、火口直下を震源とする火山性地震が令和2年12月18日から増加し、火山活動が高まった状態になったことから、12月25日に噴火警戒レベルを2(火口周辺規制)に引き上げました。その後、令和3年1月から火山性地震は次第に減少し、2月以降も少ない状態が続き、噴煙や地殻変動の観測データにも火山活動の活発化を示す兆候は認められていません。また、1月以降に実施した現地調査でも、火山活動の状況に特段の変化は認められませんでした。このため、新燃岳火口周辺に影響を及ぼす噴火の可能性は低くなったと考えられます。
これらのことから、本日(1日)11時00分に噴火予報を発表して、噴火警戒レベルを2(火口周辺規制)から1(活火山であることに留意)に引き下げました。
今後も、新燃岳火口内、火口縁及び西側斜面の割れ目付近では、火山灰の噴出や火山ガス等に注意してください。
地元自治体等の指示に従って危険な地域には立ち入らないでください。
〇規制が解除される登山道
中岳中腹探勝路~中岳中腹探勝路立入規制看板
大幡池~獅子戸岳
韓国岳~獅子戸岳
〇登山道規制(継続)について
えびの高原の硫黄山横~韓国岳
獅子戸岳~新燃岳~中岳~中岳中腹探勝路立入規制看板
新湯登山口~獅子戸岳・新燃岳の鞍部
湯之野登山口~新燃岳・中岳鞍部
〇各登山道の問い合わせ先
・韓国岳~獅子戸岳、新湯登山道~獅子戸岳
環境省えびの管理官事務所(☎0984-33-1108)
・大幡池~大幡山~獅子戸岳
小林市商工観光課(☎0984-23-1174)
・中岳~新燃岳、湯之野登山道~新燃岳
鹿児島県観光課(☎099-286-3005)
〇新燃岳火口と硫黄山火口から主要な地点までの直線距離について
Googleマップにて距離を測定
新燃岳からの直線距離 硫黄山からの直線距離
新湯分岐地点 約3.4km 約5.3km
霧島温泉市場(丸尾) 約5.9km 約6.5km
霧島神宮 約5.8km 約10.0km
霧島市観光案内所 約6.5km 約10.5km
鹿児島空港 約19.9km 約20.5km
霧島市役所 約22.1km 約24.4km
※新燃岳上空の風向きは毎朝、気象庁のHPで確認・共有化し、観光客への案内にご活用ください。
※随時情報が更新されますので、最新情報は下記ホームページをご覧ください。
気象庁噴火警報・予報 :http://www.jma.go.jp/jp/volcano/
鹿児島県 :http://www.pref.kagoshima.jp/kenmin/index.html