癒しの森
みなさま、「森林セラピー」という言葉を聞いたことがありますか?
森林セラピー総合サイトによりますと、
森林セラピーとは「医学的エビデンス((証拠)に裏付けされた森林浴効果をいい、森林環境を利用して心身の健康維持・増進、疾病の予防を行うことを目指すもの」
とありました。
そして、
生理・心理・物理実験により、「癒し」効果の検証等がなされた全国53ヶ所の森が「森林セラピー基地」「森林セラピーロード」として認定されており、
ここ霧島市には2007年に認定された「柳ヶ平散策路」、「手洗散策路」、「丸尾自然探勝路」の3つのコースがあります。
(セラピーロードがあるのは県内では霧島市のみです☆)
先日1月14日(火)、その中の「丸尾自然探勝路」をセラピーガイドさんの案内で歩いてきました。
丸尾温泉市場に集合し、まず血圧と脈拍をはかりました。
セラピー体験前と後の変化で、身体に現れる癒し効果を実感するためだそうです。
9時40分に温泉市場を出発、いつもは車でさーっと通る道も歩いてみると、
温泉の蒸気と硫黄の匂いにここが温泉街だということを改めて実感しました。
国際ホテル横の入り口から丸尾自然探勝路へ!
入り口付近でゆったり準備体操。
森の中では深呼吸1つで気持ちがよく、早くもちょっとだけ身体が軽くなった気がしました。
散策路では、歩調はゆっくりペース。
木に抱きついたり、しゃがみこんでルーペで花を覗き込んだり、葉っぱや実を帽子に飾ったり、
子供のころの学校帰りの寄り道を森の中でしているような、懐かしいワクワク感を感じました。
途中、小川近くでガイドさんがシートを出してくださり参加者3名それぞれ、
好きな場所でシートの上に寝転がりました。
目を開けた先には大きな木々の葉が重なりあい広がっていました。
重なりあった葉は大きさ、形ともにいろんな種類があり、
森もいろんな木が寄り添いながら成り立っているんだなぁ、なんて思いながら
目を閉じて、しばらく森の音に耳を澄ませました。
それから少し歩くとベンチがあり、ガイドさんが水玉の可愛いシートを広げてお茶の時間が始まりました。
その場で急須から入れてくださった緑茶に、ふくれ菓子と金柑付!
女性は、こういうおもてなしに感激してしまいますよね~??
ガイドさんによると男性もとっても喜ばれるようですが(*^_^*)
森の中のティータイムはなんとも幸せな時間でした。
その後もガイドさんの解説を聞きながら、
葉っぱの匂いを嗅いだり、温泉の泥を触ってみたり、鹿の鳴き声に耳を澄ましてその姿を探したり、
森の中でのひとつひとつの出逢いを体中で感じながらのトレッキング。
子供のころは知っていた自然の楽しみ方を、思い出させてもらえた気がしました。
12時半ごろに温泉市場で解散し、3時間程度のトレッキング。
森からもらえた癒しと、ガイドさんの楽しい案内で素敵な森時間を過ごせました\(^o^)/
個人のペース、要望に合わせて歩けるガイド手配は、トレッキング初心者の方にも向いているのではないかと思います。
この時森で感じた気持ち良さを、いろんな人にも感じていただきたいな、と思いました。
秋は紅葉、春は新緑、季節を彩る花に、鳥や生きものたち。いろんな出逢いが待ってますよ(^^)
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