西郷さんに思いを馳せて
きれいだった紅葉もほとんどの木々が葉を落として、すっかり冬の様相。
低温や乾燥などの厳しい環境条件に耐えるために、葉を落として冬支度(休眠)をするんだよな~と考えると、なんだか愛着のような愛でる気持ちになります。
人間はこう寒くなると、温泉が恋しくなりますね。霧島市内のいろんな温泉をマイペースに入り比べしていますが、この日は美肌を作る湯と言われている、日当山温泉郷に行きました。
久しぶりに訪ねた「西郷どん湯(せごどんゆ)」。相変わらず地元のお客さんの多いこと。玄関先で湯ざましをしているおじいちゃんが、店主のように声をかけてくれました。うーん、和みます。
ここはその名にもある通り、幕末の偉人 西郷隆盛が足しげく通ったことで知られています。見た目によらず身体の弱かった西郷さんは、1~2カ月ほど温泉で療養しながらその威を振るっていたとか。
炭酸水素塩泉の透明でやわらかな温泉は、5分も浸かると額に汗が滲みました。外が寒くて身体があんなに冷えていたのに。
毎日通っているおばあちゃんに話しを聞くと、「今日は痛てなぁ~」と。鹿児島弁で”今日は熱いなぁ”という意味。どおりで汗が滲むにじむ。
ちなみにここの温泉の浴槽は熱湯とぬる湯とあって、ぬる湯の方はすこし深め。その理由は、西郷さんが身体が大きかったためだそうです。そんな話を聞いて入ると、つい西郷さんに思いを馳せるのです。。。
西郷どん湯
霧島市隼人町内1462-2 0995-43-3870
営業時間/6時~21時半 入浴料250円