やぶきた・・・とは?
朝夕冷え込むと、熱い飲み物が欲しくなりますよね。
コーヒー・紅茶・お湯割りの焼酎・・・もちろん“霧島茶”も
今回は、皆さんも一度は耳にしたことがあると思われるお茶の品種“やぶきた”のお話です。
“やぶきた”と聞いて”なぜやぶきた?”と思われたことは・・・ありますか。
“やぶきた”の名前の由来は、茶の品種改良の先駆者・杉山彦三郎が、
現在の静岡県静岡市清水有度の竹やぶを開墾し、集めたお茶の種子を蒔いて茶園をつくりました。
その中から2本の優良系統を選抜し、やぶの北側に植えたものを「やぶきた」
南側に植えたものを「やぶみなみ」と命名。
“やぶきた”は、収穫量・品質、耐寒性・耐病性などにおいて非常に優秀で、
栽培する地域を殆ど選ばない性質を持つ茶です。
杉山彦三郎の没後“やぶきた”は現在、全国の茶園面積の約75%で栽培される人気の品種です。
鹿児島県では約40%ほど栽培されています。
ちなみに・・・茶は“挿し木”によって繁殖させます。
茶園では、”挿し木”で繁殖した苗を植えて育てます。
お茶を飲む時に思い出してみて下さい。
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