守る!!
朝冷え込むと、田畑がほんのり“霜”で白くなっています。
小学生の頃は、通学路に”霜柱”を見つけては踏んでいたのを思い出します。
おもてなしコーナーでは、霧島茶を試飲されるお客様に質問されることがあります。
お客様 : 『お茶畑にある”扇風機”あれは何?』
スタッフ : 『防霜(ぼうそう)ファンです。』
茶葉は“霜”が大敵!!
新芽が出始める頃には防霜ファンを稼働させます。
防霜ファンは、地上5m~6mの高さに設置されています。
茶畑上層の温かい空気と下層の冷たい空気を攪拌(かくはん)します。
攪拌を行う事で茶葉を霜から守ります。
また、防霜ファンが設置されていない茶畑には“スプリンクラー”が設置されています。
スプリンクラーで茶葉に水を撒き、氷でコーティングして、0℃以下にならないようにします。
氷でコーティングされることで、水分を多く含む新芽は霜に負けることなく守られます。
茶畑の防霜ファン・スプリンクラーがくるくる回るのは、まだ先のことですが、
茶畑のためには、あまり寒くならないで欲しいですね。
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