苔と湿原
お休みの朝、秋を運んできた涼しい風を感じて目が覚めました。
その勢いで以前から行きたいと思っていた「甑岳」へ行って来ました!!
えびの高原を過ぎ、1号線を小林IC方面に上がり、不動池を過ぎた先の左手に甑岳登山口が出てきます。
登山口を入ると、ひんやり、しっとりとした空気。
どこか近くでさわさわと流れる水音が聞こえました。
そして登山道の木々や岩にはいろんな苔が
ふさふさの苔に触れたり、写真を撮ったり、
見とれながら寄り道しながらの、のんびりトレッキング。
頂上まであと30分の看板を見つけ、
余裕で進んでいたら、
平らだった登山道に少しずつ傾斜が出てきて、あとはひたすら登りの長い30分でした(^_^;)
日頃の運動不足がたたって息を切らしながらの登山でしたが、
頂上の眺めはすばらしく、
また頂上から下ってすぐの「甑岳火口湿原」は一面のススキに囲まれた別世界でした~!!!
水面の上空では、手のひらサイズぐらいあるのではと思われる青いトンボや、
羽虫を狙うつばめがすばやい動きで旋回を繰り返していました。
時々ケンカをしているかのように激しくぶつかりあうトンボの羽音だけが大きく響いて、
まるで戦闘機のような迫力☆と耳を傾けつつ、ぼんやりと水辺にたたずむ至福のひとときを過ごしました。
こんな素敵な場所があったなんて… 霧島にはまだまだ知らないところがたくさんあることを再認識しました。
また是非来ようと思います!
ちなみに甑岳火口湿原で見かけた青いトンボは「オオルリボシヤンマ」といい、
標高の高いところにある池などの水辺に生息する全国的には珍しいトンボだそうですが、
この時期霧島ではよく見かけるとのこと。
えびの高原にもいるようですので、お立ち寄りの際は探して見て下さいね。
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