一言さあ
雨続きで、お出かけしたいのをうずうずガマンしていました。
そんな梅雨が明けた夏の初日、霧島連山の周りをぐるっと車で回ってきました♪
みなさん、「一言さあ」、または「焼酎法然様」って知っていますか?
宮崎県えびの市の栗下地区にご鎮座されるお坊さまのことです。
どうやらこのお坊さま、ちょっとおもしろい伝説があると聞いて、さっそく逢いに行ってきました♪
場所はえびのIC出口から車で5分ほど。
住宅街を抜けて山を駆け上がった先に祠がありました。
いろんな伝説を残しておられるようですが、かいつまんでご紹介します。
金松法然(かねまつほうねん)様はどこからこられた人か誰も知らないが、いつのころか栗下村に居ついてしまった乞食坊様で、大の大酒喰いでした。ところがこの法然様は「ほのきく(法のきく)」霊験あらたかな坊様であると言われていました。村で困ったことや危機があると、幾度となく助けてくださったそうです。
~中略~
その法然様は死ぬ直前に遺言して、「私が死んだら、その後は焼酎を添えてひとつの願い事を立てろ。かなえてやる。ふたつ以上はかなわぬぞ。欲張りはいかん。」と言って目をつぶったといわれています。
その後今では、「焼酎法然様」、また「一言さあ」と言われ、慕われているそうです。 (加久藤町郷土誌より抜粋)
その参拝方法は、仏でも神道でも構わないそうで、ただ必ず、「焼酎を供える」ということ。
しかも法然様の大好物は”明月”という焼酎だそうで。。。 ※明石酒造HP http://www.meigetsu.co.jp/
なんともおもしろいお坊さんですね。
これがまた良く叶うそうで、この日も焼酎片手に参拝する方を多くお見かけしました。
またここは、栗下地区のボランティアの方々が、ずーっと守ってこられたそうです(社務所に詰めておられます)。
この素敵な伝説が代々受け継がれてきたのも、ボランティアの方々の汗と涙の結晶なのでしょう。頭の下がる思いがしました。
えびの市は霧島市のすぐお隣。みなさんもぜひ訪れてみてはいかがでしょう。
すぐ近くには、道の駅えびのもオープンして、ますます活気づいていますよ♪ 道の駅えびのHP http://michinoeki-ebino.com/
参拝の際はもちろん焼酎を忘れずに・・・☆
写真付きで詳しく掲載されているページがありました。
勝手ながらリンクを貼らせていただきます。 http://washimo-web.jp/Trip/Kanematsu/kanematsu.htm
お墓の写真を撮影するのは控えました。その他、境内の中は撮影可能とのこと。
霧島連山の写真は道の駅えびのから見たもので、左から、夷守岳(ひなもりだけ)、甑岳、韓国岳(からくにだけ)、飯盛山、栗野岳